防 ご う ! 地 球 温 暖 化
「地球温暖化」。気温の上昇はもちろん、それに伴う海水面の上昇・異常気象・生態系の乱れ...。
今、地球はかつて無いほどの危機に瀕しています。みなさんも、環境への影響を考えず、目先の利益だけにとらわれているような都市開発をしていませんか?
そこで、シムシティで作られた都市の温暖化を防ぐため、さまざまな対策を講じてみましょう。現実の「地球温暖化」には直接影響しませんが、今回のノートを見て、少しでも地球温暖化防止に関心を持っていただければ幸いです。
[ 地球温暖化ってなんだっけ?]
ご存知の方も多いと思いますが、なぜ地球温暖化が起こるのかを説明しましょう。
地球温暖化を引き起こす原因は、二酸化炭素やフロンなどの「
温室効果ガス
」です。通常は太陽から来た熱は地上で反射され再び宇宙空間へ放出されるのですが、温室効果ガスが空気中に過剰に放出されて上空に集まると、地上で反射した熱が温室効果ガスの層で再び反射され、地上に戻ってきてしまうのです。それが繰り返され、地球全体の気温が上昇してしまったというわけです。
[ どうすれば防げる?]
上空の温室効果ガスを取り除くのは大変難しいことなので、これ以上温暖化を進行させないために、原因となる温室効果ガスの発生を抑制するしかありません。その中でも
二酸化炭素
は、温暖化に対する寄与率が6割を超えており、二酸化炭素の発生をいかに抑えるかが重要となってきます。
具体的な案としては、自動車の使用を控え、より二酸化炭素の出ない自転車や電車などを利用する・木を植えて二酸化炭素を酸素に変える、といったことが上げられます。ここからはシムシティでどのようにして地球温暖化を抑制するかを考えていきましょう。
【交通】
[ 自動車の利用量を減らす ]
右のグラフを見てもわかるとおり、自動車の利用量をいかに抑えるかがカギとなります。
特に鉄道や地下鉄、新交通システム(シムシティでいうモノレール)などはCO
2
の排出量が少ないため、自動車の利用者をこれらの交通機関に分散させる必要があります。
地下鉄は用地買収の必要がありませんし、駅もコンパクトなのでオススメです。
ただ、裕福層が増えると公共交通機関をあまり利用しなくなるので注意が必要です。
【自然】
[ 植林のススメ ]
CO
2
を減らす一番手っ取り早い方法は、木を植えることです。シムシティの場合、ちょっとした大気汚染なら植林で浄化することができます。
交通量の多い道路などからの大気汚染の場合、並木道のようにすると効率よく汚染を減らすことができます。また、町の美観も向上します。
右図のように、神モードでの植林(右下)でも、市長モードでの植林(左下:まだ成長していません)でも汚染を軽減することができます。
【都会】
[ ヒートアイランドを防ごう ]
「ヒートアイランド現象」とは、昼間の熱をアスファルトなどが吸収して夜になっても放熱を続けるため、夜でも気温が下がらない都市部特有の現象です。そのため、都市部の気温が周囲に比べて高くなり「熱の島(ヒートアイランド)」のようになってしまうのです。ヒートアイランドになってしまう原因は他にもありますが、地面をむやみに舗装せず、「空けた草地」や「小さな公園の緑」などを取り入れて緑を増やしましょう。上述の植林も併せて行うと効果的です。
【発電】
[ 発電所は慎重に選ぼう ]
建設費・維持費ともに安価な火力発電所ですが、同時に大量のCO
2
が空気中に排出されてしまいます。環境のことを考えるなら、こういった発電所の使用はオススメしません。
風力・太陽光発電はCO
2
を出しませんし、原子力・核融合発電は火力発電に比べるとCO
2
の排出量はかなり少なくなります。
都市の財政状況などを見極めて慎重に判断したいところです。
【まとめ】
[ 環境のことを少し考えてみよう]
いかがでしたでしょうか。全て実行した場合、地球温暖化への影響はかなり少なくなっているはずです。
しかし、何より大切なのは「環境に配慮する気持ち」です。何かするとき、少しでもいいので「これをやるとちょっとまずいかな」「あれをやる代わりにここをこうしよう」と考えてみてください。小さなことでも、積み重なればとても大きなことになります。
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