[ 第1回 ] 道路をひいて地区を設置しよう!
この講座は初めての方にもわかりやすく学んでいただけるよう、愉快な3人+1匹による対話形式で進んでいきます。 まずは簡単な登場人物の紹介から。
- 登場人物紹介 -
みるくん
一ヶ月前に買ったシムシティ4のインストールがさっき完了した、シムシティのシも知らない超ド素人。ネコのタマを飼っている。
タマ
みるくんの飼い猫。好物は天むす(のり巻きご飯にえび天をのせたもの。)、嫌いなものはかまぼこ。
シュナウディー市長
とある市の現役市長らしい。みるくんのためにいろいろアドバイスする。
メアリー
シュナウディー市長の秘書。都市開発にくわしく、頼りになるが、冗談がキツイ。
それでは市長入門講座をはじめましょう!
みるくん :さて、インストールもやっと終わったことだし、さっそく新しい町を作ろう! って、最初は何すればいいの?道路をつくるか、家を建てるか。やっぱり最初は家を建てるのかな?家のマークはこれか!あれ?「おうたくちく」ってなに?
シュナウディー市長 :「往宅地区」じゃなくて「住宅地区」。
みるくん :そうなの!?じゃあ「住宅」って、なんて読むの?
シュナウディー市長 :(イカン。このままだと漢字の授業になってしまう...)
メアリー :それは「じゅうたく」と読むのよ。ちなみにシムシティ内での略称は「R」。Residenceの頭文字ね。
みるくん :(よけいに分からん。)
シュナウディー市長
:ま、そう慌てずに。シムシティには基本となる地区が3つるんだ。
1つめは住宅地区。一軒家やマンションなど、人が生活する建物が建設される。
2つめは商業地区。スーパーマーケットや企業のオフィスビルなどなどが建設される。
そして3つめ目が工業地区。工場や農場が建ち、市民が働く場所になるのがこの地区だ。
みるくん :えっ、地区?家とかマンションをポンっと置くんじゃないの?
シュナウディー市長
:シムシティの特徴はこの「地区」。たとえば住宅地区を設置したとするね。
その指定された範囲には家とか、マンションとかが自動的に建つようになってるんだ。しかも、建物の種類はすごく多いから、本物そっくりの都市をつくれる、というわけ。
みるくん :へー。1個ずつ置いていかなくていいんだね。
シュナウディー市長 :地区の基本がわかったところで、今度は道の話をしよう。シムシティ4には「道路」と「街路」の2種類の道がある。ほとんどの場合道路を使うけど、街路は輸送量が少なく、交通量が少ない地域に向いている。序盤は、大まかな枠を道路で、そして細かな仕切りを街路にすると機能的になる。
みるくん :なんか「都市開発」って感じになってきたね。
シュナウディー市長 :この辺で、実際に町を作りながら説明して行こう。
みるくん :えっ、もう作るの?
シュナウディー市長 :道を作って地区を設置するだけだけどね。
メアリー :都市名はどうするの?
( 〜2時間後 )
みるくん :えーと、「みるビーバー」ってのはどう?
メアリー :適当な名前だね。
みるくん :に、2時間も考えたのにそれは無いでしょ!
メアリー :ウソよ。
みるくん :ウソかよ!
シュナウディー市長 :まあまあ、まずは適当な平野を見つけて、道路で大まかな枠を作る。そして中に街路で細かく仕切る。
みるくん :なんか変な形だね。
シュナウディー市長 :形は適当でいいんだけど、住宅地区を設置するエリアと工業地区を設置するエリアは離したほうがいい。
メアリー :工業地区は大気汚染や水質汚染を発生させるから、それが住宅地に広がったら嫌だもんね。
シュナウディー市長 :そのとおり。では地区を設置する前に、もう一つ話すことがある。各地区には「密度」というものがあって、「低密度」、「中密度」、「高密度」の3種類がある。密度が低いほど設置費用は安くなるが、面積あたりの人口が少なく、密度が高いほど設置費用が高くなるが、面積あたりの人口が多い。
みるくん :最初はどの地区がいいの?
シュナウディー市長 :最初はまだ財政が不安定だから低密度か中密度が適している。 十分に都市が発達していないと、高密度を設置したとても高層ビルは建設されないんだ。 みるビーバーでは2/3を低密度、1/3を中密度にして開発することにしよう。
みるくん :よし、早速住宅地区を設置しよう!ってあれ?変な枠が出るよ?
シュナウディー市長 :おっと、忘れてた。地区を設置しようとする時に出る枠は、建設される建物の大きさを表している。地価や幸福度が高いほど大きな枠になり、大きな建物が建つようになる。逆にサービスが行き届いていないような地域の枠は小さくなり、小さな建物しか建たなくなる。
みるくん :じゃあ「<」っていう矢印は何?
シュナウディー市長 :その矢印が向いている辺に道路が面していないと、その建物は建設されないっていうこと。つまり
この場合は矢印の方向に道路(または街路)が面しているので、ここに建物は建設される。
でもこれは矢印の方向に道路が面していないので、ここに建物は建設されない、ということ。
みるくん :矢印が道路に向いているようにしないと地区が発展しないんだ。
シュナウディー市長 :そういうこと。では、道路の枠の形、地区の矢印の向きに注意して地区を設置してみよう。
みるくん :でも、勝手に街路が建設されるみたいで、うまくできないよ〜
シュナウディー市長 :そういうときは「Shift」キーを押しながら設置すると街路が建設されないよ。さらに、「Alt」を押しながらだと地区の向きを変えることができる。
みるくん :住宅地区と工業地区を離せばいいんだよね?じゃあ、商業地区はどうするの?
シュナウディー市長 :序盤は、商業地区はそれほど多くなくていいので、住宅地区の近くに少しづつ設置していくくらいでOK。)
みるくん :こんな感じでいいの?
シュナウディー市長 :うーん、もうちょっと住宅地区と工業地区を離したほうがいいかな。工業地区は大気汚染や水質汚染を引き起こすから、住宅地や商業地区からはなるべく離した方がいいんだ 。あと、序盤工業地区は低密度より中密度のほうがいいよ。
みるくん :どうして?
シュナウディー市長 :低密度工業地区は「農場」だから、あまり多くの人が働けないし、荒廃する可能性が高くなってしまうから。
みるくん :へー。あ、そういえば工業地区には「枠」が出てこないね。
シュナウディー市長 :そういえばそうだね。だからといって、道路を遠くに引きすぎるとこれまた発展しないので注意。
みるくん :好調地区は中密度にしたし、離したし、こんな感じ?
シュナウディー市長 :おぉ、上手にできました。細かい地区のバランスは、また開発がはじまってからRCI需要インジケータに従って決めることにして、今回はこれくらいで終わりにしよう。
みるくん :なんかやけに早くないですか?っていうか、「RCIじゅじゅイージー」とか何とかってなに?
シュナウディー市長 :それはまた次回。発電所とかも設置する予定だからね。
みるくん :発電所!?核融合発電所ってやつ建てて!お願い!
シュナウディー市長 :(無理なんですけど。)
-- 今回のまとめ -- ※太字・・・かなり重要。 |