科学都市考察FILE5
年収ン千万円の家庭にのしかかる苦労とは?
前回、異常に広い農場を検証し、その年収に驚かされた。 さて今回はそれだけ広大な土地の場合、作業時間はどれだけになるのかを検証していきたいと思う。
まずは、田植え機による「田植え」について見ていきたい。 昔に比べ速度が格段に上がっており、「速さ自慢」の田植え機の場合、10a(アール)を8分ほどでこなしてしまうという。 これを450000uの水田に当てはめると、およそ60時間にもなる。1日6時間を農作業に費やした場合、10日間もかかることになる。おいおい、ということは最初に植えたものと最後に植えたものと成長に差が出るのでは?
もっと過酷なのは収穫。現在のコンバインの性能は45分/10aほど。予想通り。刈り入れには340時間もかかることになる。 しかし、これは45ha分の稲をどれだけの時間で収穫できるかであって、方向転換などを含めると350時間くらいになるのでは?これはちょっとキツイ。
って、それよか最初から田植え機もコンバインも2台買えばいいじゃん!年収ン千万もあるんだったら500万くらい余裕なんじゃ? 一応念のため、水田の写真[図1]を見てみると車両らしきものが無い。まぁ、一箇所にトラクターやら田植え機やらコンバインがならべて置いてあるとちょっと怖いけど...しかも、洋風[図2]、欧州風[図3]の農家にはちゃんとトラクターらしき車両が。
[図1]アジア(日本?)の農家。
[図2]洋風の農家。 [図3]欧州風の農家。
日本人ってすごいね。