科学都市考察FILE6
土地調整ツール乱用に隠された大きな秘密とは!?
シムシティにおいて結構お金がかかるのが土地の調整。 山一つを平野にしようとすると莫大な資金が必要になったりする。しかしそこで疑問がわく。その"山"を作っていた土はどこへいってしまったのか?画面上では一瞬で地面に潜ってしまうため地下に強引に埋められているに違いない。
上図の山の場合、体積は約30000000立方メートルになる。それが地下25メートルにわたって圧縮されるとしたら? 地中25メートルでなおかつ10タイル×10タイルだから体積は約10000000立方メートル。この段階で、10×10タイルにかかる密度は以前(平坦化する前)とくらべ約3倍といえる。
話が変わって物質の1立方センチメートルあたりの重さを密度といい、通常の岩石は大体2.5g〜3g/cm3ほどである。よって、シムシティでの岩石の密度も2.8g/cm3としよう。そうすると、この岩石がさらに3倍されるから押し縮められたときは密度8.4g/cm3となる!ちなみに鉄の密度は7.86g/cm3である。鉄をも上回る重さだったとは! 平坦化したあとにできた幼稚園でさつまいもを植えようとしても、幼稚園児には体力的に難しいだろう。
逆に平地だった土地を無理やり山にしようとすると密度はもともとの3分の1。先ほどの2.8g/cm3の 岩石だと0.93g/cm3。なんと水とほとんど同じ!風が吹いただけで山崩れがおきそう。台風のきそうな場合は早めに避難しましょう。
シム界の皆さん。念願のマイホームを建設するときにはその土地の状況を良く調べてからにしましょう。さもないと家庭菜園なんて夢のまた夢。もしくは土砂崩れで3日も経たないうちに家も夢もすべてお流れになってしまいます。